【立会外トレード】JFLAホールディングス (3069) の分析 その2(実施日前日)

の続きで、今日の値動きの振り返りと、明日の展望を分析したいと思う。

まず、今日の始値は 340円から始まった。前日終値が382円だったことから約11%の下落となる。単純に考えると、新株発行による希薄率7%と比べて下げすぎなので買いが正しいように思えてしまう。しかし実際のところは新株発行は2023年10月までの間に830万株行われる予定ですべて発行された場合の希薄率は19.8%となる。830万株分全てを今織り込む必要はないが全く織り込まないのも問題だと思い、将来の発行による希薄率の半分 (19.8 - 7) ÷ 2 = 6.4% 分追加で下がるという前提で私は動いていた。つまり、適正価格ラインを 382(前日終値) × (1 - 0.07 - 0.064) = 331円と定めていた。

実際のところは開始1時間後くらいまでは株価が上がり、349円の高値を付け、割高だと判断できていたものにとっては絶好の売り場となった。

その後じりじりと下げ続け、331円付近をうろうろしていたが、大引け間際に気配が一気に下がり、終値が安値となる320円を付けた。完全にうれしい誤算だが持ち越す予定だった株数を大幅に減らし利確させてもらった。

さて、明日の立会外トレードであるが、今日の終値から10円ディスカウントの310円での売り出しに決定した。前回の記事で指摘したように売れ残りがでるとSBI証券は損がでるので絶対に完売できる割引率を設定してくると予想していたが、大引けにがっつり下がった影響か3.12%と普通な割引率となった。

逆に言うと3.12%でも完売できるとSBI証券が思っている = SBI証券がこの価格を割安だと判断している とも取れるので、割れるリスクはそこまで高くないのではないかと思われる。

では次にどの程度利益が出そうかについて考える。現在PTSでは327円を付けているが、私はここまで上昇はしないと考えている。300万株の売り出しはやはり大きく、今日空売りが85万株入ったとはいえ吸収しきれるかというと微妙だ。また継続して売り出しがあることを考えると長期保有するメリットがなく、通常より短期で処分する参加者が多くなるのではと考えている。とはいえ黒字は見込めると思うので、今日の終値である320円を目標としてトレードしたい。