電気自動車(EV)は買いか?

今日は、EVについて考察してみたいと思う。

まずは、投資対象としての評価だ。この市場は今後急拡大することが期待されており、株価としてもまだまだ上がる余地があるように思う。ということで買いだと判断している。

ただ、どこに投資すればよいかというのが難しい。

例えば、現在一歩リードしていると思われるテスラであるが、トヨタ時価総額3倍はやりすぎで既に割高なように思う。あと、この企業は仮想通貨で上がっているという面も捨てきれないだろう。仮想通貨にもテスラ自体にも魅力を感じているなら買ってもよいかもしれないが。

では日産等の自国の自動車会社はどうか? これまた私としては難しいと考える。
そもそも電気自動車はガソリン車と違い技術的な参入障壁が低い。となると競争相手が多くなるわけだ。自動車といえば日本が有利と感じる人がいるかもしれないが、その優位性はEVにおいては失われている。なので安直に自国の自動車会社に投資するのは避けた方がよいだろう。

このように、市場としては成長することは見えているものの、どの企業に投資するかの判断は難しい状況だと考えている。ではどうしたらよいか? 私は発想を転換させて、たとえばEVを作るのに欠かせない部品(例えば半導体とか)を作る企業のうち、なんらかの強みをもっている企業に投資をするのが良いのではないかと考えている。


次に、国内で自動車を購入する際に、電気自動車(EV)が買いかどうかだ。
こちらについては買わない(まだ時期ではない)という判断だ。

EVにはまだまだ問題点が多い。
バッテリーは長く持たない、劣化も考えられる。充電設備は整っていない、充電に時間がかかる。災害の多い日本で実用レベルで耐えられるのか等。
あと、二酸化炭素をださないので環境に良いとか言われているが、火力発電や原子力発電に頼っている現状ではトータルで見るというほどエコではない。

電気自動車は構造がシンプルになるため、価格が安くなることが見込まれるというメリットはあるものの、先ほど挙げたようなデメリットが解決されていない状態で先行して購入するほどのメリットでは無いように思う。

投資については先回りする必要があるが、実生活においては流行り始めてからで全然問題ないだろう。